コンタクトレンズ、ケア用品ともに
新しいタイプのものがどんどん市場に出てきています。
乱視用のコンタクトレンズや遠近両用コンタクトレンズにも多くの種類があります。
今、あなたは、あなたの目にあったもの、
あなたのニーズにあったものをお使いですか? |
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| 怖いコンタクトレンズのトラブル |
| ・角膜潰瘍(円錐角膜に気付かない不適切な処方が原因 |
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| ・巨大乳頭結膜炎(適切なケアを怠ったためコンタクトレンズの汚れが原因 |
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安全快適なコンタクトレンズ・ライフのための3条件
目の状態は、屈折状態や眼(角膜)のカーブ、涙の状態などひとりひとり異なります。またコンタクトレンズのほうもハード、ソフトそれぞれに利点(欠点)がありますので、これらを熟知した眼科専門医の処方を受けることをおすすめします。
毎日使い捨てのコンタクトレンズ以外ではレンズケアが必要です。汚れたレンズはトラブルのもとです。コンタクトに慣れてくるとケアがおろそかになりがちですが、このころに重篤なトラブルが多く生じています。慣れてきてからも手抜きをせずにきちんとケアをして下さい。またつけおき洗浄と表示されているケア用品がありますが、汚れ落ちはよくありません。ケアの基本はこすり洗いです。つけおき洗浄については主治医に相談したほうがいいです。
症状がなく快適に装用している状態で受診するのが定期検査です。この定期検査で異常が発見されることが少なくありません。異常が小さいうちに発見して治療・対処することがトラブルを最小限にするために重要です。もちろん気になる症状があれば早めに受診してください。
<各種コンタクトレンズの比較>
コスト
・ハードコンタクト(O2)
両眼で2〜6万円/寿命2〜3年
・ソフトコンタクト
1.従来型:両眼で4〜6万円/寿命1〜2年
2.使い捨て:毎日使い捨て/毎日使うと年間9万円
週2回なら年間2.6万円
2週間で1枚/年間で4万円(ケア用品代込み)
ハードコンタクト(O2)の利点・欠点
利点
- 乱視があってもよく見える
- ドライアイにも比較的安全
- 乾燥感が少ない
欠点
- 慣れるまでは違和感がある
- 充血がやや多い
- 激しいスポーツにはむかない
ソフトコンタクトの利点と欠点
利点
- 装用感がソフト
- 激しいスポーツでも落ちにくい
- 充血が少ない
- 使い捨てなら紛失や破損したときにも予備が手元にある
- 使い捨てなら紛失・破損しても1枚の価格は120〜600円
欠点
- 乱視の矯正が不十分
- 合併症に気付きにくく重症になりやすい
- 乾燥感が強い
- レンズの汚れがアレルギーの原因となりやすい(使い捨てなら可能性は低い)
- 特に使い捨てレンズでは度数が限られている
ソフトコンタクトレンズ用 各種ケア方法の利点・欠点および注意点
煮沸消毒 年間コスト(従来型で約2万円、頻回交換型で約7千円)
利点:確実な消毒効果(細菌、真菌、アメーバもよく消毒できる)
レンズケース内も消毒できる
欠点:レンズの劣化(寿命が短くなりやすい)
蛋白など汚れの固着がおきやすい(この変性蛋白がアレルギーの一因)
ケアの手順がやや煩雑
消毒効果は一時的
注意点:こすり洗いで汚れを十分に落としておかないと
蛋白など汚れの固着がおきやすいので、こすり洗いが重要!
コールド消毒 年間コスト(従来型で約3〜4万円、頻回交換型で約2〜3万円)
過酸化水素(商品名:コンセプトF、エーオーセプト)
利点:レンズの劣化が少ない
レンズに付着している汚れの変性は少ない
欠点:中和が必要(忘れたり不十分だったりすると一時的な痛み、充血などの
トラブルを生じる)
*コンセプトF: 15分後に中和液を加える必要あり
定期的にレンズ保存ケースを交換する必要あり
*エーオーセプト:ケースの蓋の裏に中和剤があり4時間くらいで中和完了
定期的に中和剤(ケースも)交換する必要あり
レンズケースの消毒・交換が必要
消毒効果は一時的
注意点:こすり洗い不要と表示されていても、つけおきでは汚れ落ちが悪いので、
特に汚れやすい人はこすり洗いを併用する必要がある。
マルチパーパスソリューション/MPS
(商品名:オプティフリー、レニュー、コンプリート、アイネス)
利点:洗浄、すすぎ、保存、消毒のすべてが1つの液でできる(簡便)
レンズの劣化が少ない
レンズに付着している汚れの変性は少ない
保存中(強くはないが)消毒効果が持続する
欠点:消毒効果は強くないため、こすり洗いの併用が必須
まれに薬液に合わない人がいる
レンズケースの消毒・交換が必要
コンタクトレンズ装用者に対する角膜内皮細胞撮影検査について
コンタクトレンズは目に直接ふれるものであるため光学的にも美容的にも優れておりますが、処方や取り扱いが不適切な場合には様々なトラブル・障害をきたします。
コンタクトレンズのトラブルには黒目(角膜)に傷がつくものやまぶたの裏側(眼瞼結膜)が隆起してくるもののように通常の(定期)検査でわかるものの他に、特殊な検査を行わなければ気付かないものがあります。
角膜内皮細胞の障害は自覚症状を全く伴わないため本人が気付くことはありません。
この角膜内皮細胞は黒目(角膜)が透明であるために非常に大切な働きをしており、一旦障害を受けてしまった細胞がもとどおりになることはありません。この細胞のダメージが蓄積すると角膜が濁ってしまい(水疱性角膜症という状態です)角膜移植以外に治療法がなくなります。
角膜内皮細胞の障害は自覚症状を伴いませんので定期的に検査しておく必要があります。
角膜内皮細胞は通常1mm2当たり 生まれたときは約4000個、成人で約3000個、2000個と加齢に伴い減少します。1500個以下になると白内障手術など眼内手術後のトラブルが増え、1000個以下になると眼内手術が受けられないこともあります。コンタクトレンズの装用はこの角膜内皮細胞の減少を助長することがあります。
これはコンタクトレンズ全般に言えることですが、特に従来型のソフトコンタクトレンズや酸素を通さないハードコンタクトレンズ、装用時間の長い方は要注意です。
当院ではコンタクトレンズを長期にわたり安全に装用していただくためにスペキュラーマイクロスコープという特殊な器械による角膜内皮細胞の検査をコンタクトレンズ装用者には無料で行っております。
コンタクトレンズの調子が良くても定期検査が重要です。
角膜内皮細胞の検査も年に1回くらいは受けられておいたほうが良いと思います。ご心配な場合は何なりとご相談ください。
角膜内皮細胞数の目安
細胞数
A 2500以上 特に問題ありません。引き続き定期検査を受けて下さい B 2000〜2500 年齢、装用時間、使用方法、レンズの種類によっては注意を要します
C 1500〜2000 連続装用は危険。レンズの種類、装用時間、使用方法など専門医と相談要
D 1500以下 このままの装用を続けると将来水疱性角膜症の危険あり。専門医と相談要
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