ショック対策2012 心得とフローチャート

みやぎスマートサイト推進委員会

さど眼科 佐渡一成
あさひがおか眼科 陳 進志
アイサポート仙台 阿部直子 善積有子
日本盲導犬協会仙台訓練センター 原田敦史

SmartSightTMは、アメリカ眼科学会(AAO)のインターネットサイトからダウンロードして利用するロービジョンケアに関する情報で、 「患者向けと「眼科医向け」があります。
患者向けリーフレットには視覚障害に陥った患者の心理変化に配慮する文章によって、 保有視機能の活用法など生活に役立つヒントが記載されており、ロービジョンケアを受けることができる施設の紹介を行っています。
眼科医向けは、3つのレベルが用意されており、レベル1は、 ロービジョンへの関心の有無に関わらずすべての眼科医が行えるように、 患者へリーフレットを渡すこととなっています。

ロービジョンケアの社会資源についての情報提供が十分にできていない現状では、
SmartSightTMの「リーフレット」のように、 簡単に手渡せる日本語版のツールができれば、 患者にも診療者側にも有用です。
すでに兵庫県では兵庫版のスマートサイト「つばさ」が動き出しています。

今回、私たちは患者の了解を得たうえでコーディネーターに連絡する 「仙台・宮城版スマートサイト」を宮城県眼科集談会の一般口演で提案し、その後の理事会で承認いただきました。

  1. 患者向けリーフレットA面には「目的」、B面には「アイサポート仙台」と 「日本盲導犬協会仙台訓練センター リハビリテーション事業部」 という2つのコーディネート窓口の電話番号とFAX番号およびコーディネート窓口の紹介を記載しています。
    まずは、「患者用のリーフレットをお渡しするだけでも大きな一歩(レベル1達成)です。
    なお、患者用リーフレットの所定の欄に視機能や疾患を簡単に書いていただけますと、 患者さん自身がコーディネーターから聞かれたときに答えることができることに加えて、 ケアを行う場面でも重要な情報となりますので、よろしくお願いいたします。

  2. 眼科医向けリーフレットのB面には、FAX連絡票を用意しました。
    患者さんにコーディネーターに連絡すること、コーディネーターから連絡させていただくことを、 了解いただいたら、FAX送信者の情報と簡単な患者情報を記入し、コーディネート窓口にFAXするだけです。
    コーディネーターが必要と判断した場合は、患者に連絡する前に、医療機関に質問させていただくこともございます。
    記入すべきかどうか迷った場合などは、電話で確認させていただきますので、「一度連絡ください」と記載してFAXしてください。

幸い仙台・宮城にはすでに 経験豊富なコーディネーターがいますので、コーディネーターが患者の話を十分に聞いてニーズを把握し、 コーディネーターがニーズの実現に適した眼科医を含む専門家につなぎます。
それぞれの専門家は自分の領域の支援を行い、必要な場合は他の専門家に相談することも容易です。
このように、「患者の了解を得たうえで、コーディネーターに連絡する」ことは、日常診療中でも負担なく行うことができますで、 患者にも診療者側にも有用です。

さらに、後日コーディネーターからファックスで「報告」をお届いたしますので、 経過の確認や患者さんとのコミュニケーションにお役立てください。
「仙台・宮城版スマートサイト」は、宮城県眼科医会のHP からダウンロードできるように致しました。 今後も必要に応じてアップデートする予定です。ご助言、ご協力をお願いします。

視覚障害者に接する機会のある方向け